第1選
西洋古代・中世哲学史 (平凡社ライブラリー)
⭐⭐⭐⭐⭐
総合評価:S (82)
ここが良い!
- 古代から中世への思想の変遷が1冊で俯瞰できる
- 平易な言葉で書かれており入門書として最適
- 哲学史の全体像を掴むためのマイルストーンになる
ここが注意!
- 一冊に凝縮されているため個別の思想の深掘りは控えめ
第2選
天使の哲学:中世哲学入門講義
⭐⭐⭐⭐⭐
総合評価:S (86)
ここが良い!
- 「天使」という独自の切り口で中世思想を解き明かす面白さ
- 講義形式なので語り口が柔らかく、知的好奇心を刺激される
- 当時の世界観や論理構築の作法がよくわかる
ここが注意!
- テーマが特化しているため、一般的な哲学史を求める人には変化球に感じる
第3選
精選 神学大全(1) 徳論 (岩波文庫青621-3)
⭐⭐⭐⭐⭐
総合評価:S (82)
ここが良い!
- トマス・アクィナスの膨大な著作のエッセンスが凝縮されている
- 緻密な論理構成と「問い」に対する明快な回答プロセス
- 西洋道徳観の根底にある理論を直接学べる
ここが注意!
- 独特の論法(異論
- 回答
- 反論)に慣れるまで根気が必要
第4選
告白 上 (岩波文庫 青 805-1)
⭐⭐⭐⭐⭐
総合評価:S (84)
ここが良い!
- アウグスティヌスの内面的な葛藤がリアルに描かれた自伝的傑作
- 哲学書でありながら文学的な美しさと熱量がある
- 「時間」や「記憶」に関する深い洞察が含まれる
ここが注意!
- 宗教的な心情吐露が多いため、純粋な論理展開だけを求める人には重い
第5選
中世の覚醒 (ちくま学芸文庫)
⭐⭐⭐⭐⭐
総合評価:S (82)
ここが良い!
- 12世紀ルネサンスの活気と知的な躍動感が伝わってくる
- 暗黒時代という中世のイメージを覆すエネルギッシュな内容
- 歴史背景とセットで哲学の発展を学べる
ここが注意!
- 学術的な密度が高いため、流し読みには向かない
第6選
プロスロギオン (岩波文庫 青 806-1)
⭐⭐⭐⭐⭐
総合評価:A (79)
ここが良い!
- 「神の存在証明」という哲学史上最大のトピックを原文に近い形で体験できる
- 短編ながらも思考の純度が高く、論理の極致を味わえる
- アンセルムスの深い信仰と理性の融合が美しい
ここが注意!
- 分量は少ないが、一行一行の思考の重みが凄まじく疲労感がある
第7選
中世思想原典集成 精選1 ギリシア教父・ビザンティン思想 (平凡社ライブラリー0874)
⭐⭐⭐⭐⭐
総合評価:S (80)
ここが良い!
- 普段触れる機会の少ない東方のキリスト教思想に触れられる
- 複数の重要文献がまとまっており、資料的価値が極めて高い
- 西洋中世とは異なる「光」や「神秘」の哲学が新鮮
ここが注意!
- 専門性が非常に高く、背景知識がないと理解が困難な箇所がある
メモ
失敗しない選び方
- まずは「西洋古代
- 中世哲学史」で全体の地図を手に入れ、自分が「論理の構築」に興味があるのか「内面的な葛藤」に興味があるのかを見極めるのが近道です。緻密なパズルを解くような快感を求めるなら「神学大全」や「プロスロギオン」を。人間ドラマや精神的な旅を求めるなら「告白」を選ぶと挫折しません。特定のテーマから入りたい場合は「天使の哲学」のようなユニークな切り口の講義録から始めるのが最もスムーズです。
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