第1選
舌鼓ところどころ/私の食物誌 (中公文庫 よ 5-10)
⭐⭐⭐⭐⭐
総合評価:S (86)
ここが良い!
- 昭和の文豪による格調高くもユーモア溢れる食のエッセイを楽しめる
- 戦前・戦後の日本の食文化や、文士たちの交流が生き生きと描かれている
- 言葉の選び方が美しく、読むだけで五感が刺激されるような描写が魅力
ここが注意!
- 現代では馴染みの薄い古い言葉回しや語彙が含まれる
第2選
東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)
⭐⭐⭐⭐⭐
総合評価:SS (90)
ここが良い!
- 石井好子氏による、パリや東京の日常を彩る料理と生活の記録が瑞々しい
- シャンソン歌手ならではの感性で綴られる、音と香りが漂うような文章
- レシピ以上に「食べる楽しみ」や「生きる喜び」を再確認させてくれる
ここが注意!
- エッセイが中心のため、実用的なレシピ本を求める人には不向き
⭐⭐⭐⭐⭐
総合評価:S (87)
ここが良い!
- 美食学のバイブルであり、食を哲学・科学の視点から捉えた歴史的名著
- ブリア=サヴァランによる「君が何を食べているか言ってみたまえ」等の金言が満載
- 食文化のルーツを知る上でこれ以上ない深い考察が得られる
ここが注意!
- 19世紀の著作であるため、現代の感覚とは異なる価値観や論理展開がある
メモ
失敗しない選び方
- 食に関する文芸作品を選ぶ際は、自分が「情報の鮮度」と「文章の深み」のどちらを重視するかで決めるのが正解です。現代のグルメガイドのような実利を求めるなら近年のエッセイを、食を通じた哲学や歴史、あるいは日本語の美しさを堪能したいのであれば、今回のような時代を超えて愛される古典や名随筆を選ぶと、読後の満足度が非常に高くなります。
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